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【イベントレポート】創業10周年 社内イベント

【イベントレポート】創業10周年 社内イベント

ビズメイツは2022年7月3日に創業10周年を迎えました。
創業を記念し、8月26日に全社員参加の社内イベントを開催いたしました。
今回のBizmates Pressでは、イベントのレポートをお届けいたします。

イベント開催の目的

今年創業10周年を迎えたビズメイツ。

これまでの10年、主力事業であるオンライン英会話の成長と共に新規サービスや事業の創出にも力を入れ、現在ではランゲージソリューション事業とタレントソリューション事業を通じて、4つのサービスを提供しています。創業者4名でスタートした会社は、今では100名を越える組織へと成長を遂げています。


今後は、ただ規模を拡大するだけではなく、ビジョンである「グローバルタレントと企業の成長支援を担うテックソリューションカンパニー」になるべく、「持続的に成長していける組織」をつくるための変革を行っていかなければいけません。

そのためには次の10年、創業以来 、“5つのバリュー” に基づき実行してきた積み重ねとルーツを継承し、さらに進化させながら、社員一人一人が自律的にイノベーティブな発想を実現する組織をつくることが重要だと考えます。


5つのバリュー
誠実さ/情熱/グローバルマインド/チャレンジ/効率性

そこで当社では、ビズメイツの未来の礎となる新バリューをつくりました。

10年という節目に、ビズメイツの「原点(ルーツ)」と、 創業から10年間の「変化」の歴史を知る。そして、「新バリュー」を深く考え、議論することで、「自分事」にする最初のステップとすることを目的とし、「これまでの10年、これからの10年」をコンセプトとして社内イベントを開催しました。

創業10年を振り返る「History Movie」

今回、イベント実施にあたり、代表取締役であり創業者でもある鈴木にインタビューを行い「Bizmates History」という一冊の本を制作しました。

この10年間のビズメイツの歴史、そしてビズメイツの成長を支えてきた行動指針である“5つのバリュー”がどのように生まれ、実践されてきたかを物語として振り返った内容となっています。

イベントのオープニングとして、この「Bizmates History」の朗読を過去の写真と共に編集をした「History Movie」を上映しました。

創業当時から今までの歴史を振り返ることは今回が当社としてはじめての試みでした。

社員にとって当時のオフィスやフィリピンでの立ち上げの写真はとても新鮮に写り、ビズメイツの歴史について理解を深めることができました。

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創業当時の鈴木(左)と伊藤(右)

創業者3名によるスピーチ

「Bizmates History」の上映後は、創業者である鈴木、伊藤、ミネットの3名によるスピーチを行いました。

まず、鈴木が登壇。「10周年をここにいる皆さんと迎えることができ、とても嬉しいです。」という言葉からスピーチが始まりました。

代表取締役 / Chief Executive Officer 鈴木 伸明

ここにいる皆さんはもちろん、お客様や取引先の皆様、関わって支えていただいたすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。

創業して間もない頃、日加と「世の中にないオンライン英会話、最高のクオリティのサービスを作ろう」と言って、ずっとそのことだけを考え続けていました。

起業したことがないメンバーだけだったため、手探りで進めていく日々でしたが、全員が「自分たちは絶対うまくいく」と失敗を疑わず、お互いを信じあい進んできました。

ここでは語りつくせないほど様々な出来事がありましたが、常に私たちが大事にしていたことは「今までにないもの」を生み出すこと。

Bizmatesの「ビジネスに特化した高品質なオンライン英会話」というコンセプト自体が、当時世の中にはないものでしたが、そのような考えは小さな機能をつくる際にも常に意識していました。

例えばシステムについては、単純にトレーナーを予約したり決済できるというインフラをつくるだけではなく、「もっと新しいものを」という観点から、当時どのオンライン英会話もやっていなかった「レッスン後に講師がフィードバックを送る」機能をつくりました。レッスン終了後に先生からフィードバックがあり、それを学習に活かす。

このように今までにないポジショニングで、今までにないサービスを生み出してきたからこそ、今のビズメイツがあります。

そして今日は今後の10年、30年、100年を作っていくための礎となる新バリューを発表します。新バリューを踏まえて、皆さんが今後どのように行動していくべきかを改めて考える機会となれば幸いです。

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取締役 / Board Member 伊藤 日加

History Movieは映画のように綺麗に描かれていましたが、当時を改めて振り返ると、楽しいことだけではなく、乗り越えなければいけないことがたくさんあったと思い出しました。

私自身、ビズメイツで初めてのことをたくさん経験しました。 英語講師から事業を運営する立場になり、物事の見方を180度変えなければいけないこともありました。

会社の規模も大きくなるにつれ求められるスキルも変化していきましたが、葛藤しながらも変化を受け入れ、ビズメイツと共に成長してきたんだなと感慨深いものを感じています。

会社で働いていると、皆さんにもこのような「物事の見方」を改めて考えさせられる出来事が、今後起きてくると思います。そんなときに覚えておいてもらいたいことがあります。
それは、その時起きている事象をどのように受け入れるかは、皆一人ひとり、自分で決めることが出来るということです。

短いスパンで見れば辛いことかもしれませんが、長いスパンで見れば自身の成長や会社の成長に繋がっていると感じる日がくるはずだと信じてください。

私はまだまだこの先も経営陣の一員として貢献できると思っていますが、ビズメイツの次の10年をひっぱっていくのは、今日この会場にいる皆さんだと思っています。これからも一緒にビズメイツを成長させていきましょう。

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Bizmates Philippines, Inc. Chief Operating Officer / Anna Maria Francisco (以下、ミネット)

まず、最初のきっかけは10年前に、Hikaから一通のメールが届いたことから始まりました。
「元気にしてる?」「こんな冒険に興味はない?一緒にどう?」
正直なところ、私はとても興奮しました。なぜ私が興味を持ったかというと(そのビジネスが)3つのことに焦点をあてており、大変共感したからです。それは教育、ビジネス、そしてテクノロジーでした。私は即座にイエスと答えました。なぜなら、彼や、他にも鈴木さんのように信頼できる人と一緒なら、この決断は間違いないと思えたからです。

当時印象的だったのは、一緒に働く人々の情熱です。その情熱ゆえに、私たちは当時、夜遅くまで会議をしたものです。それを「仕事」だと感じなかったからでしょう。というのも、一緒に働く人たちが自分と同じように情熱を持っていると実感できたからだと思っています。

今のBizmates Philippinesがあるのは、会社と皆さんのおかげです。この場をお借りして、皆さんのご尽力に感謝を申し上げます。同じ社員は二人といません。常にチャレンジングですが、議論したり、時には対立したりする中で、最高のアイデアが生まれると信じています。ビズメイツの仕事にとって、最も重要なのは人だと思います。

今後10年のBizmates Philippinesのビジョンをお話しをすると。変化するテクノロジーをいかに駆使し、さらに飛躍をさせていくかが大切な課題になります。そのために必要なのは、まさに「適応する能力」です。もし私たちにその力がなければ、成長は止まり、会社の未来もないでしょう。オープンマインド、クリエイティビティー、既成概念にとらわれない思考これらはすべて、私たち一人一人が身につけておく必要があります。

今後とも、お互いに協力しあっていきましょう。

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新バリュー発表

3名の創業メンバースピーチが終わると、鈴木より、今回のイベントのメインでもある「新バリュー」の発表が行われました。

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ビズメイツの原点となるのが「ビジョン」と「ミッション」です。 そして、ビジョン・ミッションの実現を目指す上で社員に大事にしてもらいたい価値基準が「バリュー」です。


Vision:グローバルタレントと企業の成長支援を担うテックソリューションカンパニー
Mission:もっと多くのビジネスパーソンが世界で活躍するために

今回、新しいバリューが誕生した理由は2つあります。

一つは、ビズメイツがパブリックカンパニーを目指すにあたって、創業者が牽引していくフェーズから、社員が未来を作っていく組織への変革、いわゆる「属人的経営」から「組織的経営」へ変革していくフェーズに移っていくためです。

そしてもう一つは、経営環境の変化です。 オンライン英会話市場の拡大と共に成長して来たこれまでの10年とは違い、市場の成熟化や新規参入によって競争環境は更に激しくなって行く事が予想されます。その中で当社が永続していくためには、「期待を超える新たな価値を生み出す」ことがより重要になってきます。

<新バリュー>

成長し続ける  - Continuous Growth -

私たちの考えるプロフェッショナルな人物とは、自身の役割と結果にコミットする姿勢、そして行動を起こして周囲にポジティブな影響を与える人です。

自らが課題を発見し、解決するためには失敗をも恐れず挑戦し続け、最後までやり切り結果を出す。それにより周囲の信頼を得て、また新たな機会を得ることができると考えています。この継続が自身の成長へとつながっていきます。

ビズメイツは、そのようなメンバーが切磋琢磨しながら、個々の成長と会社の成長が相互につながる組織でありたいと考えています。

建設的に対話する - Constructive Dialogue -

私たちは多様な価値観や経験を持っているメンバーがお互いの価値観を受け入れ、個々の強みを最大限に発揮する組織を目指します。

それぞれが考え抜いた自分の意見を明確に伝え、相手の立場に立ち、他者理解に努め、”会社やステークホルダーに対して何が一番良い選択なのか”を考える事で、建設的な議論をする事ができます。

ビズメイツはより良いサービスや組織を作るために、メンバー全員が時には健全な対立も恐れず議論し、妥協しない決断をし続ける組織でありたいと考えています。

新しい価値を生み出す - Value Creation -

私たちはステークホルダーへの提供価値を最大化していくために、今あるものをより良くすると同時に、今までにないものを生み出していきます。

メンバー一人ひとりが、現状に満足せずに高い目標を掲げ、それを実現するためにチームの力を最大化し、周囲の期待を超える結果を出す事でブレイクスルーは起こります。

ビズメイツは、お客様をエンパワーメントし、オープンマインドな文化を醸成し、イノベーションを生み出すための、新しい価値を提供し続ける組織でありたいと考えています。

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役員陣による新バリューへの想い

新バリュー発表後、社員の新バリューに対する理解をさらに深める事を目的とし、新バリューの意図や言葉の意味の解説を、各人の過去事例から紐解いて伝えていただきました。

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テーマ:「成長し続ける」 取締役 / Board Member 木村 健

私がビズメイツに入社してから3年半で色々経験した結果、1番大きく成長したと感じていることは「物事の見方や考え方」だと思っています。具体的には例えば、入社して1年経たないうちに、内部統制を牽引していく立場となったため、事業部側に、会社としてのルールや考え方について責任者としての意見を言わなければいけないことが多くなりました。特に日加さんには、よく生意気な意見を言って結構嫌われたんじゃないかなと思います(笑)。

誰しも個人としての持ち前の性格や考え方はあると思います。ただ、与えられた役割において何が求められているのか考えてみることで、今までの自分では出来なかった物の見方が可能になったり、振る舞いが変わっていくという変化が起きる。振り返るとそれが自分にとっての成長だったと思っています。

そして、皆さんがこれから成長するためにはどうしたら良いのかとか考える時にヒントになるようなポイントをお伝えすると、3つあります。

一つは「自分から何か仕事をつくる」ということ。与えられたタスクだけではなく、積極的に自分発信で仕事を行う。結果が出なくても、いい経験になるし、試行錯誤の過程は決して無駄にならないと思います。

二つ目は、「変なこだわりを持たない」ということ。“自分はこうあるべき”これが正しい”これが自分の仕事だ”っていう考えを一度取り除くことで、物事の見方が変わり、新しいチャンスが得られると思います。

最後は、やはり「仕事を楽しむ」こと。成長するためには、あえて難しい仕事や正解の無い事に取り組むことになるので、辛くなる時もあると思います。その中でも何か自分自身で楽しい事をみつけてやっていくと続けられるし、結果的に振り返ると成長を実感出来るんじゃないかと思います。ちなみに、僕は仕事を旅みたいなものだと思っていて、新しい事に取り組めば、例え結果が出なくても新しい景色を見る事が出来る。そう考えて、楽しむ様にしています。

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テーマ:「建設的な対話をする」 取締役 / Board Member 伊藤 日加

木村さんの成長を続ける話は個人として大切にする事だと思ってます。とはいえ、やはり一人で出せる結果はどうしても限られていまして、他のメンバーと力を合わせて進めていく際に「建設的な対話」が重要になってきます。

1+1はいつでも2にはならないと言いますが、私は同じパッションがある方たちが集まって、真剣に話し合いをするとものすごいエネルギーとなり、1+1が3や4や100にもなれると感じています。これをSynergy(シナジー)と言います。

自分自身の意見を持つことも大事ですが、建設的な対話で重要な視点は、他の人の考えを求める、聞くという視点を持つことだと思います。これがRespect(リスペクト)ですね。自分もRespectする。相手もRespectする。お互いその気持ちがわかり合えば、自分の恥やプライドを捨てて、本当にベストなSolution(ソリューション)を考えるようになると思います。

でも、お互い信頼関係がないと、なかなか建設的な対話を行うことは難しいです。組織が大きくなってくると、どうしても話をした事がない人と仕事をする機会も多くなり、その時に気を遣うことも必然的に多くなります。なので、事業部を越えて、部門を越えてコミュニケーションをとれる場に自ら参加していくことはすごく大事なんですよ。会社の飲み会や食事会っていうのもすごく大事でチャンスなんですよね。そこでお互いのバリアを崩すことができれば、普段仕事をしているときも、コミュニケーションがとりやすくなる。

私も自然にこれができるわけではなく、自分の役割に責任をもち、積極的に周囲と関わりを持つように心がけて行動するよう努力しています。努力し続けているうちに、気づいたら自分の一部になります。皆で意識して行動していくと、それが会社の文化になります。そのような文化を作っていきたいです。

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テーマ:「新しい価値を生み出す」代表取締役 / Chief Executive Officer 鈴木 伸明

「新しい価値を生み出す」とは、いわゆる“イノベーション”です。“イノベーション”と聞くと、0から何かを新しいものをつくっていく、と思うかもしれませんが決してそうではありません。

例えば、今まで自分が1時間でやっていた業務を30分でできるように工夫をする。それも新しい価値を生み出していると思います。なぜならば、創意工夫をして半分の時間でできるよう改善した事自体が価値であるし、残り半分の時間をつかって更に新しい価値を生み出せるようになったわけです。

そのような仕事をしていく際に、「新しい価値を生み出す」という視点をもっていることで、少しずつイノベーションを起こしていくことができます。

今回の3つの新バリューは、どれかが起点になるわけではなく、サイクルとして実行していくことが重要だと考えています。例えば、建設的な対話をした結果、新しい価値として新規事業が立ち上がり、その事業の責任者としての役割を与えられ、その役割を通じて成長に繋がるといったように。

PDCAを回していくイメージに近いのですが、「成長」「対話」「価値創造」を個人でサイクルとして回す。そして前回よりもさらに上を目指すことで、個人、ひいては組織のスパイラルアップを実現していく。そのようなビズメイツカルチャーを作っていきたいです。

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最後に役員3名から、今後3つのバリューをカルチャーにしていくために大切なことを発表してもらいました。

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社員によるワークショップ

これまでのコンテンツを聞いた上で、3つのバリューについて自分事化(自分の仕事と結びつけること)できるよう、社員同士のワークショップを開催しました。

チームを分け、それぞれのバリューを「今後どのように自分自身が体現していくか」を言語化するワークを行いました。普段関わる事の少ない部署間でのワークでしたが、皆さん活発に意見を交わしていました。

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ワークショップで新バリューを自分自身の仕事に置き換えて考えることで「自分事化」を実現できました。

そして、新バリューを踏まえて明日から何ができるか、それぞれの意思を大きなパネルへ貼りだし「宣言」することを行いました。

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イベント後のアンケートでは、「部署を越えて、同じ階層の仲間と語る機会は普段あまりないため、まさに「対話する」ことの価値を感じたし貴重な時間になった」「他部署の方との交流ができたこと、そして改めて自分の仕事を見直す良い機会になったと感じた」などの声が多く、社員にとっても貴重な機会となりました。

最後に記念撮影を行い、盛り上がった雰囲気の中、10周年記念イベントは締めくくられました。

これからのビズメイツの未来を皆で一緒に考えることができたイベントとなりました。

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